展示を終えて
個展「Blue Pool Road 香港のかけらを集めて」を終えて1か月以上が経ちました。
あらためて、お越しくださった皆さんにはとても感謝しています。
本当にありがとうございました!
宣伝に協力してくださった皆さんにもお礼申し上げます。
また、作品やグッズをご購入くださった皆さんも、ありがとうございました!
昨年12月に京都のカフェバー&ギャラリー Now & Thenさんで個展をさせていただき、
東京でもできたらいいなぁと思っていたところ、
ご縁あってギャラリー・ルモンドさんで巡回展のチャンスをいただけることになり、
大変ありがたかったです。
会期中の様子
展示のテーマは、私のお気に入りの香港の風景やもの。
作品は全部で18点、サイアノタイプ作品です。
2024年のカレンダーの原画展でもありました。
(カレンダーはすでに在庫が少なく、早いうちに完売してしまいました! 申し訳ありません)
<展示の解説>より
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「Blue Pool Road 藍塘道(ラムトンドウ)」は、思い出の道。
香港の住宅街にある長い坂道で、小学生だった私の通学路でした。
古い洋風建築のマンション、垂れ下がる樹々の根など、
何気ない風景が好きだったことを憶えています。
大人になり、旅人として香港を訪れるようになっても、
惹かれるのはやっぱり日常を感じるもの。
そんな私のお気に入りの香港の風景やものを
サイアノタイプ(青写真・日光写真)で表現します。
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作品をご覧になったお客さんから「青い絵具で描いているのですか?」と、
よくご質問をいただくのですが、これは紙に直接描いているわけではなく、
手焼きのプリントなのです。
サイアノタイプは1800年代の写真の技法なので、私が作っているのは「写真」でもあるし、
自分で手描きした版をプリントしていることから「版画」とも言えます。
さて、会場には毎日たくさんのかたにご来場いただきました!
中でも香港日本人学校の同級生、先輩、日本在住の香港人の皆さんは、もう、
「あぁ、これは!」「そうそう、こうだよね」と絵を指差しながら楽しそうに見ていて・・・
私はそんな光景を離れたところから眺めてニヤニヤしておりました。
事前に展示情報をお知らせしていた友人・知人の皆さんが来てくださったのは
もちろんうれしかったのですが、
SNSを通じて知ったという香港好きさんや、たまたま日本を旅行中の香港人のかたなど、
思いがけずギャラリーを訪れた人たちに展示を楽しんでいただけたことにもすごく感激しました。
今回展示した絵のモチーフは、昔からあって今も残っている香港の風景やものです。
私としては、「昔の香港は良かったよねぇ・・・」とただ懐かしむのではなく、
幼少期に現地で暮らした経験をもとに
「香港の文化がこれからも大切にされますように」
「もっといろんな香港を知ってもらえたらいいな」という思いで制作しました。
それが伝わったのか、作品を購入してくれた同世代のある香港人から、
「このような美しくて意味のある作品を作ってくれてありがとう!」
という言葉をかけてもらったときには、心からうれしくて、報われた気持ちがしました。
最後になりましたが、
皆さん、いつも応援してくださり、本当にありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします*
※作品の販売について※
「Blue Pool Road 香港のかけらを集めて」の展示作品とZINE(冊子)は
引き続き販売しています。
ご興味あるかたはお気軽にお問い合わせください。
(エディション5までですが、すでに完売しているものもあります)
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