お仕事報告です
愛知県豊橋市で開催されるイベント「水上ビルの朝市」のフライヤーの
イラストレーションとロゴ・地図などのデザインを担当しました。
先日イベントのSNS公式アカウントで情報が公開になり、
私もシェアさせていただきましたが、ここであらためて紹介させてください。
■第1回「水上ビルの朝市」
日にち: 2022年3月7日(月)
(まん延防止等重点措置の適用で、2月7日からこの日に延期されました)
時間: 10:00 – 14:00
場所: 愛知県豊橋市駅前大通り大豊ビル
※出店者情報などの詳細は、 Instagramの公式アカウント @suijou.market の投稿をご覧ください。
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月初めの月曜日に水上ビルで朝市をはじめます。
平日の少しゆったりとした水上ビルと周辺の町並みをお楽しみください。
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豊橋は私の出身地です。
地元の街のためのお仕事はずっとやりたいことの一つだったので、
ご依頼いただいたときはすごく感慨深かったです*
私は小学校の3年間は香港にいましたが、22歳で上京するまでのほとんどを豊橋で過ごしました。
そんなに長くいた場所なのに、暮らしていた頃は街自体に興味もなく、歴史も文化も知らず。
ところが、時が経つにつれて、地元のことをもっと知っておきたい・できれば役に立ちたい
という気持ちが湧いてきたのです。
会社員時代には地元のことを考える余裕もなかったのですが・・・
絵を描くことを通してそうなっていったのか、東京にいるからなのか、
歳を重ねたからなのか・・・それら全部なのかもしれません。
自分のできることで何か役に立てたらいいなぁと漠然と考えていました。
そんな中、イラストレーターとしてSNSで発信していたところ、
豊橋の人と新しいつながりができたのが一つの転機になりました。
個展を開くことになり、その後豊橋のお店からお仕事をいただいたりと、
ご縁は今もゆるやかに広がり続けています。
地元を離れて20年。
古い友人から最近知り合ったかたまで、不思議であたたかいこのご縁には本当に感謝しています。
水上ビルのこと
そもそも「水上(すいじょう)ビル」とは何? という話ですが。
牟呂用水という農業用水の上に建てられた、
東西約800メートルに渡って連なる板状建築群のことを指します。
戦後の闇市を経て、1960年代にこの場所にビルが建ちはじめ(大豊ビル、豊橋ビル、大手ビル)、
商店街も開業していったといいます。
かつて問屋と小売店で栄えた水上ビル。
菓子問屋が多かったという当時の面影が、今でも看板などに見ることができます。
一時期は空き店舗が増えたこともあったそうですが、
街の人たちによるイベントやいわゆる “レトロビル” “渋ビル” ブームの影響もあり、
最近では昔ながらの問屋さん(お菓子、花火、おもちゃなど)、喫茶店と並んで、
カヌレ屋さんやコーヒースタンドができたりと、新しい客層をつかんで活気を取り戻しています。
「水上ビルの朝市」は平日の朝からの開催なので、主に地元の人向けではありますが、
皆さんがもし豊橋を訪れる機会がありましたら、
水上ビル一帯のノスタルジックな雰囲気をぜひ味わってみてほしいです。
街のジンジャーシロップ屋さん
「水上ビルの朝市」の主催者は、テンタソビジンジャーの店主・中川さんです。
「テンタソビジンジャー」は、水上ビルの一角にあるジンジャーシロップ製造所。
中川さんとの出会いは、約4年前に豊橋のツバメ食堂さんで開催した私の個展でした。
まだ中川さんがお店をスタートさせたばかりの頃で、
会場に持参してくださったジンジャーシロップのパックはその場にいたお客さんに大人気。
私もすっかりファンになり、いつも帰省したタイミングでお店にシロップを買いに行っています。
お湯やソーダ、牛乳で割って飲むのが好きです。
通販もあるので、遠方のかたはぜひチェックしてみてください。
お近くのかたは水上ビルをお散歩しながらぜひお店に立ち寄ってみてくださいね。
テンタソビジンジャーさんのWEBサイト▶︎
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